パソコン教室の窓から-Space Magazineへの投稿記事-

2018年 パソコン教室の窓から

2018年12月号
(5) 日立パソコン探検少年団の活動
2018年11月号
(4)「パソコンとスマホの無料相談会」開催
2018年10月号
(3)「パソコン入門講座」へどうぞ
2018年09月号
(2) 日立市美術展覧会の作品のアップロード
2018年08月号
(1) パソコンを楽しむ会で「暑中見舞いのハガキ作り」

Space Magazine 2018年12月号

パソコン教室の窓から(5)
日立パソコン探検少年団の活動

NPO法人コミュニティNETひたち

久保裕


日立市では小中学生に働くことの大切さや楽しみを知ってもらうために農業、林業、水産業、商業をはじめ物作りや観光、福祉など11の分野で職業探検少年団を結成して、毎年一年間の活動をしている。私たち NPO 法人は「ひたちパソコン探検少年団」の指導をしている。

今年も8人の団員が参加した。一年間の活動は多賀図書館の研修室や Cnetのパソコン教室で行われた。少年団はパソコンの仕組みと活用の基礎知識や文章作り方などを学び、プログラミング言語を使って自分たちでゲーム作りを楽しむ。実習体験としてはパソコンの解体、組み立てや動作確認の体験をする。また市内のIT企業である(株)日立製作所の大みか事業所の現場で実際の生産活動を見学する。


   

一通りの学習と実習そして工場見学を通して成果を残すために「情報処理活用能力検定試験」に挑戦する。短期間の学習で成果を出すのは難しいが、今年も3人が合格して、パソコン探検少年団の累計としては55人の合格者が生まれている。

パソコン探検少年団を指導している星川副団長は、 「実生活で不可欠となっているパソコンの基礎知識を学習して、実社会での情報処理活用の重要性に興味を持ってもらい、将来IT関連企業で活躍できる人材に育ってもらうことを願って活動している」と述べている。

また昨年の一団員の感想文には、

「パソコン少年団で学んだこの一年間は、とても貴重なものになりました。初めは使い方も分からず教えることもできずにいた私ですが、今度は教わる側から教える側になりたいです」と力強く将来の抱負を書いていた。

私たち「NPO法人コミュニティNETひたち」は常時パソコン教室を開催している。


お問い合わせは電話 0294-33-0015 へ。

場所は、JR常陸多賀駅前のJA多賀農協のショップ2階です。

ホームページのURLは http://www.cnet-hitachi.com/


Space Magazine 2018年11月号

パソコン教室の窓から(4)
『パソコンとスマホの無料相談会』の開催

NPO法人コミュニティNETひたち

久保裕


  日立市は9月27日 (木)に市報から次のように市民に呼びかけ『高齢者向けパソコン・スマート フォン等相談会 in 日立市』を市役所の1階会議室で開催した。

「日立市では、2025年には総人口の3分の1が高齢者となる見込みであり、明るく活力ある社会を築くためにはシニア世代の皆様が健康で生きがいを持ちながら生活できる環境づくりが必要です。

一方で、パソコンやスマートフォンを始めとするインターネットを利用した情報端末が浸透する中、EメールやLINEなどが電話に変わるコニュニケーションツールの一つとなりつつあります。それらのツール等を使ってみたい!よく使い方がわからない!等、お困りごとを解決するために無料相談会を開催します。シニア世代の皆様の参加をお待ちしております。」

この『高齢者向けパソコン・スマートフォン等相談会 in 日立市』は私たちNPO法人 Cnetの15人の講師が相談員を勤めた。1日だけの開催だったが大勢の市民の方が参加された。60代、70代、80代とほぼ同じ割合で、男性が40%、女性が60%と女性の参加者が多く、半数近くが後期高齢者の方であった。相談できる場所があると有難い、困りごとを聞いてくれる人がいると嬉しい、というのが多くの参加された方のご意見であった。

NPO法人コミュニティNETひたち(Cnet)Iでは、毎週火曜日から金曜日までパソコンとスマホの講座を開催している。当会に入会した会員の方は、いつでも無料相談を受けることができる。また会員どうしの情報交換やおしゃべりを楽しむ場所でもある。

今からでもできるパソコンやスマホ、便利に楽しく使いたい、いつでも相談できる仲間がいる、そんな場所を提供したいと思っている。


お問い合わせは

電話0294-55-0015「コミュニティNETひたち」までどうぞ。

場所はJR常陸多賀駅前のJA多賀農協のショップ2階です。(右図)

URL:http://www.cnet-hitachi.com/




Space Magazine 2018年10月号

パソコン教室の窓から(3)
『パソコン入門講座』へどうぞ

NPO法人コミュニティNETひたち

久保裕


文字の印刷用のタイプライタがワープロ機になりパソコンが世の中に普及したのは1980年代になってからである。1984年アップル社はマッキントッシュを開発して現在のパソコンの原型をつくった。IBM PC/ATパソコンは世界のパソコンの標準となった。まだ4半世紀前のことである。その後マイクロソフト社は、1995年にWindows95を発売して本格的なWindows時代に入り、同社のWordとExcelは、ワープロソフトと表計算ソフトの標準となり、社会に普及すると同時に個人の「読み書きソロバン」の時代は完全に終焉した。

さらに各家庭の電話回線が光回線に置き換わり、さらに無線ネットワークの急速な発展により、パソコンはこのネットワークに接続されて、個人のパソコンは世界中のパソコンとつながり情報の検索や収集は、家庭にいても自由自在にできるようになった。現代のこのような大きな社会変革は第4次産業革命といわれている。

日立市が H30年1月に発表した「日立市情報化推進アンケート調査」によると、シニア世代 (65歳以上)のスマホや パソコンなどの情報機器の利用率は30%台で、この情報化の時代に追いついていない。若い世代と大きな格差が生まれている。パソコンはどんどん進化して使いやすくなっている。そして高齢者でも安心して使える時代になっている。

私たち特定非営利活動法人(NPO)では、高齢者のパソコン初心者のために、いつからでも受講できる「パソコン入門講座」を開設している。

講座の内容は、

・Windows を操作してみよう

・キーボードで文字入力をマスターしよう

・インターネットで情報を収集しよう

・メールを送受信しよう

・パソコンのトラブルを解決しよう

などである。特に初心者のためにパソコンを上手に使いこなし、データの保存、再利用や印刷のしかたを理解するために、ファイルやフォルダーの管理について、わかりやすく丁寧に指導している。

この講座は毎週木曜日午後1時から3時半まで月4回開催している。


お問い合わせは

電話 0294-33-0015

「NPO 法人コミュニティNETひたち」までどうぞ

場所はJR常陸多賀駅前のJA多賀農協のショップ2階です(右図)


Space Magazine 2018年9月号

パソコン教室の窓から(2)
「日立市美術展覧会の入選作品のアップロード」

NPO法人コミュニティNETひたち

久保裕


今年の日立市美術展覧会は第54回となり例年通り日立シビックセンターで9月8日(土)から16日(日)まで開催される。この市展に入選して展示された作品をデジタルカメラで撮影しパソコンで編集してWebサイトにアップロードする。インターネットで閲覧できるように、平成16年の第40回市展のときから私たちのNPOで「ひたちインターネット美術館」を開設している。

掲載作品数は第40回市展からの入選作品のうち日立市長賞、日立市議会議長賞、日立市教育委員会教育長賞、日立市文化協会会長賞の四賞受賞作品ほか掲載希望者の作品約1,400点が収録されている。

昨今のスマートフォンやタブレットなどの普及に伴い、当ホームページもパソコンの画面以外から閲覧する人も増えてきている。そこで第54回以降の市展作品については、スマホやタブレットなどにも対応した「レスポンシブWebデザイン」を採用したホームページ様式でリニューアルする。

市展には洋画、日本画、書道、写真、デザイン、彫刻と工芸の7部門の市民の美術作品が出展され入選作品が掲示される。「ひたちインターネット美術館」は市展が閉会後もインターネット上で閲覧でき、いつでも、どこでも、だれでも出展された作品を鑑賞することができる。

今までに掲載された方々から次のような言葉が寄せられている。

  「旅行先で、友人に自分の絵を見てもらった」

  「絵を習った郷里の恩師が見て励ましてくれる」

  「ニューヨークにいる娘が見て批評してくれる」

市民の美術作品のアーカイブスとして末永く記録・保存され、皆さんに楽しんでいただけることを喜びとしている。

「ひたちインターネット美術館」への掲載・収録は作品搬入時に受け付けて いる。


ホームページは URL は http://www.hitachi-museum.com/ です。


Space Magazine 2018年8月号

パソコン教室の窓から(1)
パソコンを楽しむ会で「暑中見舞いのハガキ作り」

NPO法人コミュニティNETひたち

久保裕


関東地方は例年より20日以上も早く6月末には梅雨明けとなった。太平洋高気圧の勢力が強く気温も30度を超える真夏の陽気になっている。一方、西日本の九州や中国四国地方では梅雨前線が居座り活発で各地で大雨をもたらしている。この豪雨のため7月6日には広島県、岡山県や愛媛県など各地で河川の氾濫とともに土砂崩れが発生して多大の被害がもたらされている。被災地の方々には心からお見舞いを申し上げる。

JR多賀駅前の多賀農協のショップ2階にあるパソコン教室では7月9日(月)に「暑中見舞いのハガキ作り」の講座が開かれた。最近はスマホやパソコンの普及で若い世代はメールやLINEなどによる情報交換が日常的になっている。また家族の写真、旅行先の絵ハガキ、趣味の絵手紙や水彩画でハガキを作ったりして楽しんでいる人もいる。お便りというのは多様化して、それぞれの趣(おもむき)があり個性があって、ときどき遠隔に住む親しい人と短い文章でも添えて日常の出来事を取り交わすことは楽しいことだ。パソコンの機能は大いに進化していて機能も豊富になり使いやすくなっている。

私たちのパソコン教室には平均年齢70歳の会員が集っている。

「暑中見舞いのハガキ作り」は女性講師による2か月に一回開催される「パソコンを楽しむ会」の今回テーマ。パソコンの文章作成アプリ「ワード」の図形描写機能で、海を泳ぐ小さな魚スイミーで涼しさを表現した絵葉書を制作した。

背景色は水色のグラデーションで塗り、右側上は 1白くしてメモを書けるようにスペースをつくる。魚の形は楕円形とブロック矢印を組み合わせて作り、3つの色で塗り分けて大きさは拡大縮小して海の中を泳ぐように向きを変える。上っていく泡は一つ一つ水色に右下側から斜めにグラデーションを付けて上方から光が当たっている丸い立体感と涼しさを表 している。